【どこがいい?】結婚相談所の選び方【結婚情報サービス/仲人型結婚相談所】

こんにちは。石井です。
横浜市で結婚相談所を経営しています。

質問

結婚相談所が多くて、どうやって選べばいいのかわかりません。

教えてください

今回は、婚活を始めようとする方が最初に悩む「相談所の選び方」について解説します。
ネットで「結婚相談所」を検索すると、たくさんのサイトがヒットするし、実際にたくさんの結婚相談所があって、どうやって選べばいいのか困っている方が多いようです。

婚活女性

比較サイトは宣伝ぽいのが多くて信用できません。

婚活男性

検索ヒットした情報を丹念に読んでたら、情報量が多すぎて目がチカチカしてきました。

婚活女性

大手結婚相談所のHPを自力で比較していたんですが、独自基準での比較が多くて結局整理できませんでした。

婚活は、人生設計にかかわる問題だけに、大きな悩みを抱えている人が多く、ネット情報も多くなる分野です。ネット情報には「結婚相談所おすすめランキング」という名前で、結局は広告が掲載されているのもよくある話しですね。

結婚相談所を選ぶ基礎知識として、まずは婚活業界について学びましょう。

本記事は10,000字以上で書かれています。読み終わるのに20分以上かかる可能性があります。お時間があるときにお読みください。

下で順番にみていきます。

目次

【結婚相談所の選び方①】まずは婚活業界の基礎知識を知ろう

結婚相談所カオスマップ
結婚相談所カオスマップ

上は結婚相談所のカオス状態を表した「結婚相談所カオスマップ」です
結婚相談所業界は、婚活する人の激増もあって、結婚相談所自体がどんどん増えています。
他業種からの結婚相談所への参入や、ペアーズエンゲージのような、マッチングアプリサービスから結婚相談所への参入もあります。(ペアーズエンゲージは、2022年9月15日にサービス終了しました。)

たくさん結婚相談所ができた結果、「10社のうち8社はハズレ」という状況になっています。

【結婚相談所を選ぶための基礎知識①】結婚相談所と結婚情報サービスの違い

婚活カオスマップ、「データマッチ型」に青枠、「仲人型」にピンク枠

まずは、「結婚相談所」「結婚情報サービス」の違いについて理解しておきましょう。
従来から、結婚相談所は、「結婚相談所(仲人型)」「婚活情報サービス(データマッチング型)」の2つのタイプに分けることができます。なお、主に、この分類は、「結婚相談所(仲人型)」側から言われることが多いようです。

婚活女性

大手結婚相談所のHPを自力で比較していたんですが、独自基準での比較が多くて結局整理できませんでした。

成婚カウンセラー

結婚相談所は、サポートを売りにしている所が多く、その違いを分かってもらいたいのです。

「結婚相談所(仲人型)」とは

マッチングお見合い日程調整お見合い交際成婚の各段階で仲人(カウンセラー)のサポートがあり、相談しながら婚活を進められる。サポートを重視するためカウンセラーがお世話できる小規模で経営されている所が多い。各連盟に所属し、アプリを介してお互いの会員を紹介しあう。IBJが連盟最大手。他に、BIU、JBA、NNRなどがある。

「結婚情報サービス(データマッチング型)」とは

結婚相談所のようなサポートがない。その分、費用が少し安くなる。結婚相談所からお見合い相手候補が紹介される。O-net(オーネット)が代表。

「結婚情報サービス」と「仲人型結婚相談所」の比較

結婚情報サービス
(データマッチング型)
結婚相談所
(仲人型)
①事業形態大手企業/1社単独小規模事業者/連盟加盟
②カウンセラー雇用正社員/アルバイト/非常勤スタッフ事業経営者
③会員数数千人~最大5万人程度1社50名程度/連盟平均5万人
④紹介方式紹介がメイン
(近年、専用アプリ併用)
専用アプリで自分で探す
⑤サポートなし/手薄手厚い
⑥費用結婚相談所と比べるとやや安い高い
⑦成婚率10%20%~30%
⑧代表例O-netIBJ/加盟店
解説
①事業形態はどう違う?

結婚情報サービスはほとんどの場合、大手企業1社単独で運営しています。仲人型結婚相談所は、個人経営の小規模な相談所がほとんどです。

成婚カウンセラー

例外として、日本結婚相談所連盟(IBJ)の直営店であるIBJメンバーズは大手企業です。

②カウンセラー雇用はどう違う?

結婚情報サービスは、大手企業が1社で、必要なスタッフ(主に事務手続き担当)を雇用して運営しています。一方で、仲人型結婚相談所は、小規模事業者が経営しています。時に必要なスタッフを雇いますが、主に経営者自身が婚活サポートをしています。

会員数はどう違う?

結婚情報サービス数千人~最大5万人程度仲人型結婚婚相談所の小規模事業者は1社50名程度になります。仲人型の小規模事業者は、多くの場合、いずれかの連盟(平均5万人程度)に所属していて、他の仲人型結婚相談所の会員ともお見合い可能です。

成婚カウンセラー

結婚情報サービスで単独で会員数が最大なのは、O-net(オーネット)です。

紹介方はどう違う?

婚情報サービス(データマンチング型)では、希望条件から結婚相談所が機械的にお見合い候補を紹介します。仲人型結婚相談所では専用アプリを使って自分で相手を探します。ただし、近年は、結婚情報サービス(データマッチング型)も専用アプリで自分で探せる所が増えています。

成婚カウンセラー

自分で相手を探せる方がメリットが大きいです。

活動サポート⑥費用はどう違う?

結婚情報サービスと結婚相談所の一番大きく違う所です。結婚情報サービスサポートがなし/手薄で、他方、仲人型結婚相談所サポートが手厚いです。この違いで、両者の費用について差が出ます。結婚情報サービスは利用者の婚活サポートをしないので、その分費用を安くすることができます。仲人型結婚相談所は利用者の婚活サポートを重視しているので、費用は結婚情報サービスと比べて高くなります。

成婚カウンセラー

比較から、サポートで選ぶなら「結婚相談所」費用で選ぶなら「結婚情報サービス」と言えます。

成婚率はどう違う?

サポートが手薄になりがちな結婚情報サービスは成婚率が10%程度と言われています。一方で手厚いサポートを行う仲人型結婚相談所は各連盟加盟の結婚相談所を平均して20~30%成婚率があります。

代表例はどこ?

結婚情報サービスの代表例は、O-net、仲人型結婚相談所の代表例はIBJメンバーズ/IBJ加盟店が代表例になります。

選ぶための基礎知識①まとめ

手厚いサポートで成婚できる可能性を少しでも高めたいなら「結婚相談所(仲人型)」を選びましょう。
他方、サポートはいらないので少しでもリーズナブルな料金で婚活したいなら、結婚情報サービス(データマッチング型)を選びましょう。

【結婚相談所を選ぶための基礎知識②】第3の結婚相談所(オンライン型)の登場

以前は、上の分類で、結婚相談所業界をすっきり説明できていたのですが、現在は、結婚相談所結婚情報サービスより手軽に利用できる新しい結婚相談所が出てきました。ズバリ、「オンライン型」の結婚相談所です。

結婚相談所
(オンライン型)
①事業形態大手企業/1社単独
②カウンセラー雇用正社員/アルバイト/非常勤スタッフ
③会員数数千人~最大3万人程度
④紹介方式紹介とアプリ併用
⑤サポート手薄
⑥費用リーズナブル
(入会金低額、成婚料なしなど)
⑦成婚率不明
⑧代表例en,婚活
成婚カウンセラー

オンライン型の結婚相談所は実店舗をもたず、オンライン完結で利用できるのが特徴です。

オンライン結婚相談所の特徴は3つあります。

  • オンライン完結(実店舗なし)
  • 料金がリーズナブル(入会金が安い、成婚料なし、など)
  • オンラインでのサポートがある

代表例は、en婚活です。

成婚カウンセラー

ただし、新しい結婚相談所には課題も多いです。

  • サポートが不十分
  • 会員数が少ない(お見合いが組みにくい)
  • 真剣度の低い会員がいる

以下は、口コミサイトにある不満のうち多いものです

・返信が遅い
・カウンセラーが前の相談を覚えていない
・こちらの悩みを詳しく説明してもありきたりな回答しか返ってこない
・あまりアプリと変わらない(料金の高いアプリ

選ぶための基礎知識②まとめ

「オンライン型の結婚相談所」は「結婚情報サービス」よりもリーズナブルに利用できる、しかしまだ課題も多い。

【結婚相談所を選ぶための基礎知識③】結婚相談所(仲人型)への利用者の流れ

利用者の流れ図

マッチングアプリやお見合いパーティーなどの利用者も含めて、真剣な出会いを求める男女は結婚相談所(仲人型)を選ぶ流れが確実になってきました。

<理由>
・会員の質が良い
・サポートが手厚い
・安心して婚活できる


以前は、出会いサイトやマッチングサイトを経験して、結婚相談所に辿りつくまで何年もかかる人達がいました。しかし最近では婚活のファーストステップとして結婚相談所を選ぶ人も方がどんどん増えています。

成婚カウンセラー

現時点で、結婚したいなら、絶対に「結婚相談所」に行くべきの流れは確実になっています。


他の業態は、カウンセラーのサポートが手薄だったり、利用者の結婚に対する真剣度が低かったりで、成婚率が高くありません。
完全に、結婚相談所への流れはでているのですが、緩やかに進んでいるため、まだ気づいていない利用者の方も多くいます。

選ぶための基礎知識③まとめ

結婚を真剣に考える人は「結婚相談所(仲人型)」を第一候補に考える流れができてきている。

【結婚相談所を選ぶための基礎知識④】結婚相談所連盟の統合&グループ化&連携

結婚相談所グループ化、提携マップ
IBJグループ、コネクトシップ、BIU、ノッツェ、O-net

①IBJグループ

IBJは、結婚相談所の中では後発ですが、現在結婚相談所連盟最大手で、唯一の上場企業です。
2018~2020年に、ツヴァイ、サンマリエを買収・完全子会社化して、単独グループで会員数8万人以上(2020.10)を達成。
IBJグループの急拡大によって、他連盟も新たな統合、グループ化を余儀なくされています。

②コネクトシップ

コネクトシップは、IBJから独立したパートナーエージェントが主催する会員相互紹介グループです。結婚相談所連盟のグループ化の象徴といえます。
加盟した連盟の全会員総数は9万人以上いますが、連盟傘下の全ての相談所が利用できるわけではなく(条件アリ)、会員の側もオプション料金で利用しないケースもあるため、祖コネクトシップで相互紹介できる会員数は、約3万人にとどまっています。
コネクトシップに対する批判としては、雑多な連盟が寄せ集まった形になっているため(廉価なオンライン相談所など)、会員の所属によっては、質がとても悪い場合があるようです。パートナーエージェントの単独会員数は、11,508名(2022.9現在)と少なめです。

③BIUシステムを利用するグループ

BIUシステムを利用するグループは日本ブライダル連盟(BIU)が提供するシステム(BIUネットクラブ)を利用するグループです。現在4社が加盟しており、紹介可能な総会員数は約6万6千名です。

株式会社日本ブライダル連盟(BIU)
→22,577名(男性:13,106名 女性:9,471名)
・一般社団法人日本結婚相談協会(JBA)(提携団体)
→17,877名(男性:8,793名 女性9,084名)
・株式会社デンファレ(提携団体)
→7,538名(男性:2,964名 女性:4,574名)
・株式会社結婚情報センター(ノッツェ)(提携団体)
→12,672名(男性:5,111名 女性7,561名)※ノッツェ公開待ち会員数 約5,000名

④ノッツェ

ノッツェは①コネクトシップへの参加や②BIUシステムへの参加、③独自の提携により紹介可能会員は10万人の規模になりました。しかし、提携相手側のメリットは限定的なため(相手側はノッツェ単独会員数のみ増加)、グループ化というより独自提携による自社のみの肥大と捉えた方が正確です。なおノッツェ単独の会員数は推計で約2万名程度です。

⑤O-net(オーネット)

グループではありませんが、結婚情報サービスの代表として、O-netを取り上げます。結婚情報サービス最大手で単独で約4万5千人の会員がいますが、会員数は数年前から漸減しています。

選ぶための基礎知識④まとめ

結婚相談所連盟はIBJが最大手、それにより他社もグループ化を余儀なくされている。

【結婚相談所の選び方②】結婚相談所の選び方【6ステップ】

【ステップ①】会員の数・会員の質
【ステップ②】紹介システム
【ステップ③】料金・料金体系
【ステップ④】カウンセラー
【ステップ⑤】相談所のサポート体制
【ステップ⑥】成婚率

【ステップ1】紹介可能な会員の数・会員の質での選び方

なにより大事なのは紹介可能な会員数と会員の質です。結婚相談所は多くの場合、どこかの連盟に所属し、他の結婚相談所の会員とお見合い可能な状況になっています。まずは、なんといっても紹介可能な会員の数が何人いるかが大切です。

紹介可能な会員の数

チェックポイント
  • 会員数が5万人以上いるか
成婚カウンセラー

紹介可能会員数は、少なくとも5万人以上いる連盟に所属している相談所をを選びましょう。

紹介可能会員数が多いメリット
  • 自分が出会える可能性のあるお相手候補が増える
  • 一人の人と相性が合わなくても、すぐに別の出会いに期待できる
  • その分、成婚までの期間が短くなる

5万人ときくと、かなりの大人数に感じますが、条件で絞っていくとあっという間に希望に合うお相手の人数は少なくります。

例えばですが、まず、総会員数は男女合わせての数なので、会員数が男女で半々だとすると、総会員数が5万人いても、紹介可能会員数がいきなり2万5千人程度になります。次に、住まいで絞った場合、仮に首都圏(東京、千葉、埼玉、神奈川)にお住いの方だとすると、同じく首都圏にお住いの方をお見合い相手に選んだ場合、お相手はさらに半分になります。加えて、年齢その他の条件(学歴、年収)、で絞っていくと、自分の希望条件に沿う相手は数百人になると思います。

紹介可能な会員数が少ないデメリット

  • 入会後、あっという間にお見合い申し込みが来なくなる。
  • 入会後、あっという間にお見合い申し込みしたい人がいなくなる

比較的新しくできた会員数1~3万人前後の相談所では、このような事態が頻発しています。

会員数から選んだお勧め結婚相談所/連盟ランキング
ランキング結婚相談所名紹介可能な会員数
1位ノッツェ10万人以上
2位ツヴァイ97,000人以上
3位IBJメンバーズ/
IBJ加盟店
81,000人以上
4位JBA加盟店約70,000人
5位BIU加盟店約66,000人
6位O-net約45,000人
会員数ランキング’(2022年調べ)

*ノッツェ会員は①コネクトシップ(約3万)②BIUシステム(6万6千人)③その他独自提携を含む数字。単独会員数は約1万7千人。
*ツヴァイはIBJ会員81,276名を含む数字。
*IBJメンバーズは、IBJの直営店。(IBJグループはサンマリエ、ツヴァイを買収したため会員数は総計)
*JBAはコネクトシップ(約3万人)BIUシステム利用グループを含む数字。単独会員数は約2万人。
*BIUはBIUシステムを利用するJBA、ノッツェ、デンファレの会員の合計。

会員の質

<会員の質が良いとは>
・異性にOKをもらえる最低限のコミュニケーション力、マナー、服装/身だしなみ、清潔感、を整えている
・異性に希望される学歴・収入などがある
・結婚に対して真剣な気持ちがある

チェックポイント
  • 他社と提携が少ないのに会員が多い(質の高い会員が自然と集まっている)(逆に、理念や成婚の定義が違う相談所が寄せ集まって会員数を多くみせかけている連盟は会員の質が下がる)
  • 料金設定は高めだが、値段に見合う充実したサポートがある(その料金を払える資力のある結婚に真剣な会員をが入会する)
  • 成婚料を設定している(会員と相談所が成婚の目標を1つにして活動するため、会員の成婚力がUPする)
  • 会員データを公開している
  • 成婚のための活動ルールが設定・統一されている


ペアーズ、omiaiなどのマッチング・アプリや参加料さえ払えばだれでも参加できる「お見合いパーティ」は成婚率1%以下と言われています。

成婚カウンセラー

いくら会員の数が多くても、そこに結婚に真剣で、かつ「いいな!」と思われる会員がいなければ、成婚は生まれません。

会員数の質から選んだお勧め結婚相談所/連盟ランキング
ランキング結婚相談所名理由
1位IBJメンバーズ/
IBJ加盟店
・単独企業によるグループ化
(他社との提携なし)
・活動ルールの統一
・会員データの公開
2位BIU加盟店・提携が少ない
・同一ルールによる運営
・会員データの公開
3位良縁ネット加盟店・提携が少ない
・会員データの公開
会員の質ランキング’(2022年調べ)

*ツヴァイは「成婚料」がなく、主には「結婚情報サービス」に分類されるため、成婚を目指すための会員サポートが不十分との口コミが散見されます。サポートが不十分だと入会後の会員の質が下がるため、ランク外となっています。
*JBAはBIUとの提携の他、コネクトシップにも加盟しており、会員数の水増しが多いです。結婚真剣度が低い会員が混ざっているためランク外です。
*ノッツェもBIU、コネクトシップ、独自提携と会員の水増しが多い。

【ステップ2】紹介システムでの選び方

チェックポイント

  1. 専用アプリで自分から申し込めるか(申し込み人数は十分か)
  2. 自宅で申し込めるか
  3. 紹介システムはあるか(紹介される人数は十分か)

お見合い相手候補を選ぶシステムには大きく3通りの方法があります。

①結婚相談所からの紹介
②専用アプリを使って自分で申し込む(申し込まれる)
③上の2つのシステムを併用

「結婚相談所からの紹介」は、結婚情報サービス(データマッチング型)でよく採用されている紹介システムです。まず、結婚相談所から毎月数名ほど会員の紹介があります。その中に会ってみたい男性がいた場合、お見合い希望を出します。申し込みを受けた相手もお見合い希望だった場合に、お見合いが成立します。

現在、ほとんどの結婚情報サービスが③両者の中間システムに移行しました。

「専用アプリ利用」は、主に結婚相談所で採用されているシステムです。アプリに自分のプロフィールを登録し、そこで気に入った相手がいたら自分から申し込みをします。他方、相手に気に入られたら、相手から申し込みがきます。お互いに会ってみたいと思ったらお見合いが成立します。このシステムは、マッチングアプリと同じシステムなので利用イメージはつきやすいと思います。

e.g.IBJメンバーズ、IBJ加盟店、JBA加盟店、BIU加盟店

もう1つ③「両方採用」のシステムがあります。主にデータマッチングサービス側が、会員のニーズに応えるために、アプリを使って自分で申し込みができるシステムを一部導入したため、この「両者の中間」のシステムが登場しました。(他方、結婚相談所側も、一定数のお見合い候補を会員に紹介するサービスを行っていることがあります。)

e.g.ツヴァイ、サンマリエ、パートナーエージェント、オーネット

「結婚相談所からの紹介システム」のメリットとデメリット

「結婚相談所からの紹介システム」は、実は現在デメリットの方が多くなってしまっています。

<デメリット>
・会員の希望条件をもとに結婚相談所がお見合い候補を紹介する「第三者が介在するシステム」なため、希望とかけ離れた紹介がだいぶある。
・外見のような数値化できない部分では選べない。

「希望からかけ離れた紹介が多い」ことは、口コミサイトをみても多くの方が不満のあるところです。
なぜこのようなことが起きてしまうかというと、2つ理由が考えられます。

理由①:すべての会員に同じようにお見合い候補を紹介しなければならないため、すべての人の希望条件にマッチすることはできず、どちらか一方の希望からかけ離れてしまう。
理由②:単純に人を介すため、自分の希望がスタッフに正確に伝わっていない場合がある。

他方、メリットを挙げると、次のようなものになります。

<メリット>
・自分から申し込みをするのが苦手、たくさんの人の中から選べない、という人にはあっている場合がある。
・上記のようなシステムのため、通常の結婚相談所の自分で申し込むマッチングではお見合いできない相手とお見合いが成立することがある。(ただし成婚までいく可能性は高いとはいえない。)

婚活女性

でも、なんで結婚情報サービス(データマッチング型紹介)はそんなデメリットが多い紹介システムを採用しているんですか?

成婚カウンセラー

利用者側の側にはデメリットが多くても、結婚情報サービス側にはメリットが大きいのです。

結婚相談所から紹介型のメリットは、なんといっても、紹介可能な会員の総数が少なくても、会員に一定のペースでお相手を紹介できる」ということが最大のメリットです。

自分で好みの方へお見合い申し込みするシステムの場合は、少なくとも会員が5万人以上はいないと、なかなかシステムがうまく回りません。

紹介可能な会員数が少ない相談所で、これをしようとすると、それぞれ人がもっているお相手への好みの条件は様々で複数あるため、お相手を条件で絞っていくと、あっという間に申し込みたい人候補がいなくなってしまいます。

婚活女性

でも、結婚情報サービスも「専用アプリを使って自分で申し込むシステム」を取り入れているんですよね?

成婚カウンセラー

仰る通りです。ただし、ほとんどの場合、申し込みできる数がかなり少なめに設定されているようです。

例えば、結婚情報サービス(データマッチング型結婚相談所)の代表格である、O-netの場合は、毎月の紹介のほか、アプリから申し込みできる数が毎月8名、他、直接O-netの支社に足を運んで申し込める人数が10名×3回まで、と決められています。また、IBJに買収され、結婚相談所の側面が強くなったツヴァイは、毎月の紹介が17名、自分で申し込める人数が毎月13名となっています。
注意が必要なのは、これは、お見合いを申し込める数であって、お見合いできるかは保証されていないことです。結婚相談所の数値ですが、一般にお見合い申し込みでOKをもらえる率は10%未満であることが多いです。

婚活女性

自分で申し込むシステムの方にデメリットはないんですか?

成婚カウンセラー

基本的には、ありません。ただ、しいて挙げれば、次のことがあげられます。

自分でお見合い申し込みするシステムのデメリット

・会員数が少ないと、すぐにお見合い申し込みしたい人がいなくなる
・お相手の側が高望み傾向だとお見合いマッチングがしづらくなる(全相談所が連携して適正な相手を伝えるサポートが必要)
・自分の側もお見合いokしてくれそうな適正な相手を見抜く力をやしなう必要がある。
・お見合い申し込みを受けてもらえなかったときのショックが大きい。

以上、デメリットを上げましたが、現在の結婚相談所では、上のデメリットはほとんど解消されています。
結婚相談所連盟の代表格IBJではお見合いマッチング数自体も毎年最高数を更新している状況があります。

IBJ会員数・お見合い成立数推移
棒グラフ、2022年3月5万件突破
IBJプレスリリースより(PR TIMES

<紹介システムから選んだお勧め結婚相談所>

<評価基準>
・結婚相談所からの紹介(データマッチング型)<結婚相談所からの紹介+専用アプリを使って自分で申し込む<専用アプリを使って自分で申し込む
*「結婚相談所からの紹介+自分で申し込む」方式が、「専用アプリを使って自分で申し込む」方式より、評価が低いのは、多くの場合、前者が結婚相談所からの紹介(データマッチング型)の補完サービスであり、申し込み可能人数が少なく、料金設定も高くなりがちだからです。
・システムが使いやすいか
・スマホアプリがあるか
・申し込みは自宅でできるか

ランキング結婚相談所名理由
1位IBJ加盟店IBJアプリ検索システムをリーズナブルに利用できる
2位ツヴァイIBJアプリ検索システム+自社会員紹介を利用できる
3位IBJメンバーズIBJアプリ検索システムを利用できる
紹介システムランキング’(2022年調べ)

*上は、すべてIBJ系列グループになります。

IBJは結婚相談所連盟唯一の上場企業で、アプリ開発に10億円以上の投資しています。
通常の検索だけでなく、新規入会ピックアップ、有料ピックアップシステムなど、相手をマッチングするシステムを備えています。
他社連盟の紹介システム(BIU,良縁ネットなど)は、開発費の不足の問題もあり、アプリがなかったり、使い勝手の悪さが残る。

【ステップ3】料金・料金体系での選び方

チェックポイント

  • 高すぎないか
  • 安すぎないか
  • 料金体系はどうなっているか

高すぎないか

確認ポイント
  • 1年間活動しても、活動費を払えるか。
  • 他に、お茶代(男性)、デート代、その他身なりを整える費用も払えるか

結婚相談所の費用は、高額なところが多いです。
なので、最低限、「1年間在籍していたら、どれくらい費用がかかるか」必ず確認してください。
自分としては、半年で結婚相手を見つけようとしていたとしても、それ以上の時間がかかってしまうことはたくさんあります。ちなみに、例えばIBJの成婚退会者の平均的な活動期間は10カ月となっています。

また、婚活は結婚相談所に払う以外の費用(お茶代(男性)、デート代、その他身なりを整える費用)もかかることにも注意が必要です。

成婚カウンセラー

これらの費用を合計して、高額すぎると、十分な期間活動するのが難しくなります。

同じ結婚相談所連盟に所属しているのに、高額すぎる結婚相談所は、なぜそんなに高額なのか、高額なサポートに見合うサポートをしてもらえるかを十分に検討してください。

安すぎないか

確認ポイント
  • 必要なサポートはあるか
  • 電話/対面での定期面談をしてくれるか。
  • メール/ラインの返信は早いか。
  • 営業時間が短い/定休日が多い、といったことはないか。
  • 会員の質はどうか。

高額すぎる結婚相談所に入会するのは慎重になった方がいいですが、一方で、安すぎる結婚相談所に入会するときにも慎重になりましょう。
入会してしまった後に相談所の変更を考えると、リサーチ、証明書取り寄せ、入会相談、などの時間コスト、入会金などの費用コストがまたかかります。

料金体系

結婚相談所の料金体系の違いを表にしてみました。
A社とB社だとどちらに入会したいですか?

A(結婚情報サービス)B(結婚相談所)
入会金100,00050,000
月会費15,00010,000
成婚料0250,000
婚活女性

A社の方が「成婚料」がない分、安く感じますね。

婚活男性

B社の方は「入会金」や「月会費」は安いですね。

成婚カウンセラー

結婚相談所は料金によっても特徴がでます。

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A社とB社の基本の料金体系を見比べてみてください。A社は結婚情報サービスによくあるプラン、B社は結婚相談所によくあるプラン、を想定しています。

結婚相談所で設定されている成婚料には、次のような意味があります。

・成婚した方のみに、成功報酬として「成婚料」という名目で費用を頂くことで、それ以外の費用を安くする。
・結婚相談所も成婚料をもらうことで、会員と一緒に成婚を目指してサポートできる。

では、A社とB社ではサービスにどのような差がでるでしょうか。
実は、A社の料金体系では、次のようなことが起こりがちです。

<A社料金体系の結婚相談所で起こりがちなこと>
・入会を希望している方への営業には力を入れるが入会したら後回しにされること増えた。
・「成婚」よりも会員に長く相談所で活動してもらいたい
・成婚にインセンティブがないため、成婚のためのサポートに必要なカウンセラーの数を少なくするなどしてコストを下げる

<会員の側>
・高額の入会金を払ってしまったため、良い出会いがなくても退会しづらい
・サポートが手薄なため、自己流婚活になりやすく、自分もお相手も成婚に時間がかかる(成婚が難しい)

【ステップ4】カウンセラーでの選び方

チェックポイント

  • カウンセラーの属性
  • カウンセラーは常勤かアルバイトスタッフか
  • カウンセラーとの相性
  • 婚活知識・婚活経験はあるか
成婚カウンセラー

カウンセラーとの出会いは成婚に大きな影響がでます。

カウンセラーの属性

まずは、カウンセラーの基本的属性をリサーチしましょう。下にリスト化した経歴、年齢、結婚の有無、学歴くらいは分かっていないと、あなたの大事な問題をカウンセラーに相談する気にはならないでしょう。

カウンセラーの属性チェック項目
経歴
・会社員経験の有無
 e.g.ずっと専業主婦をしていた→共働き夫婦を目指す会員の気持ちが分からない可能性
年齢
・20代、30代、40代、50代、60代、
 e.g.20代カウンセラー/定年退職カウンセラー→30代~40代の婚活適齢期の世代と意識・感覚のギャップがある可能性
結婚の有無
・既婚/未婚
 e.g.結婚したことのない未婚カウンセラー、結婚が合わなかった離婚カウンセラー
学歴
・大卒/大学院卒 orその他
 e.g.会員は大学院卒だけど、カウンセラーは高卒

カウンセラーは常勤かアルバイトスタッフか

小規模結婚相談所のカウンセラーはほとんどが常勤の方ですが、一部、時間給で週に数日のみやってらっしゃる方もいます。特に大手結婚相談所のカウンセラーは中には非常勤のアルバイトスタッフがやっていることもあるので入会前に確認しておきましょう。

アルバイトスタッフのカウンセラーが担当になる場合は、どのくらいの頻度で相談が可能か、返信までの日数、を確認しておきましょう。

カウンセラーとの相性      

自分のことを理解してくれるか


入会時に、「年収」「年齢」など成婚しやすい条件を満たしていないと、会員にネガティブな評価をするカウンセラーがいます。そういうカウンセラーにお世話になるのは、やめた方がよいかもしれません。あなたの長所、価値をきちんと理解してくれる相談所を選びましょう。

「ネガティブ評価」と「現実的な評価」は異なります。良いことだけしか言わないカウンセラーもそれはそれで問題です。

共感型or具体的アドバイス型


実際に相談してみてアドバイスがピンとくるカウンセラーを選ぶとうまくいきます。
カウンセラーにも個性があり、どんな会員さんとも相性が良いわけではありません。
例えば、具体的なアドバイスをするのが得意なカウンセラーもいれば、共感するのが得意なカウンセラーもいます。
前者は、男性カウンセラーに多く、後者は女性カウンセラーに多い印象です。
共感をしてもらいながら、活動を進めたいのに、共感するのが苦手なカウンセラーを選んでしまうと、活動中ずっとストレスを抱えることになってしまいます。
また、逆に、具体的なアドバイスが欲しいのに、具体的なアドバイスが苦手なカウンセラーを選んでしまうと、活動中ずっともどかしさを抱えていくことになるでしょう。

婚活知識・婚活経験はあるか

・婚活経験はあるか
・婚活について学んでいるか

自身が婚活をしたことがなく、婚活についても学んでいないカウンセラーには注意が必要です。たとえ既婚者でも、婚活での成婚はちょっと勝手が違うところがあります。カウンセラーがちゃんと婚活を学んでいるか簡単な質問をしてみましょう。

カウンセラーで選んだお勧め結婚相談所

ランキング結婚相談所名理由
1位IBJ加盟の相性の良い相談所たくさんの中から選べる。
良いカインセラーが集まっている。
2位IBJメンバーズ一定の質が保たれている
3位その他の結婚相談所連盟高齢の方が多くなりつつある
カウンセラーランキング’(2022年調べ)

結婚相談所連盟の中でIBJ連盟が会員数を伸ばしていることから、別の連盟で成婚実績の高い結婚相談所(カウンセラー)、熱意がある結婚相談所(カウンセラー)がIBJに新規加盟し、集まってきている傾向があります。他方、結婚情報サービス(データマッチング型)のO-netやツヴァイはカウンセラーの評価は高くないようです。

【ステップ5】結婚相談所のサポート体制での選び方

チェックポイント

  • マンツーマンで担当カウンセラーはつくか
  • 平日夜は何時まで営業しているか
  • 電話での相談は可能か
  • メール・ラインの返信にはどれくらいかかるか

多くの方の成婚をサポートしてきた経験からいうと、自己流の婚活は、ほとんどの方が失敗します。
カウンセラーと二人三脚で婚活をすることが、良い活動をするためには、とっても大切です。
結婚相談所の中には、面談不可電話は最大5分まで、メールでのやりとりのみ、といった方針をとっている所があります。
すでに基本的な信頼関係が築けていて、短時間の電話やメールのみで、アドバイスを受けることができるのであれば問題なしですが、そうでない場合は、面談してくれない相談所はさけましょう。

【ステップ6】成婚率での選び方

チェックポイント

  • 成婚率はおおむね50%以上あるか。

結婚相談所を選ぶときには成婚率は大切な指標になります。成婚率5%のところで婚活するよりも成婚率80%の所で婚活したいですよね。
結婚相談所内でも、手厚いサポートをする相談所同士の会員さんが成婚しやすい傾向を表しています。
弊社、ハッピーコネクトの成婚率は、おおむね50%~60%の間を推移しています。

ただし、成婚率の表示にはいくつか問題があります。

例えば、下の問題です。

・相談所/連盟によって成婚率の計算方法が違う。
・その成婚率が本当なのかわからない
・小規模相談所(会員数50名程度)では成婚率は年によって大きく変動するため、明示していない所が多い。
・条件が悪いけど結婚に真剣な希望者を手厚くサポートしている相談所ほど低くなりやすい

成婚率計算式
A方式:成婚退会者÷退会者(成婚退会者含む)
B方式:成婚退会者÷会員全部

結婚相談所連盟の平均成婚率は20%~30%。
IBJ全体の成婚率の平均は30%程度です。

成婚率で選んだお勧め結婚相談所

ランキング結婚相談所名理由
1位IBJ加盟の成婚率の高い相談所成婚率平均50%以上
リーズナブル
2位IBJメンバーズ成婚率50%台
3位その他の結婚相談所連盟成婚率20~30%
カウンセラーランキング’(2022年調べ)
ランキング結婚相談所名理由
1位IBJ加盟の成婚率の高い相談所成婚率平均50%以上
リーズナブル
2位IBJメンバーズ成婚率50%台
3位その他の結婚相談所連盟成婚率20~30%
カウンセラーランキング’(2022年調べ)

【結論】候補に入れるべき結婚相談所大手3社

1位:IBJ加盟店の相談所

IBJ加盟店
総合評価
( 5 )
メリット
  • 会員数8万人以上のネットワーク
  • 会員の質が良い(成婚意欲が高い)
  • 紹介システムが優れている
  • やる気がのある個性的なカウンセラーが多い
  • 成婚率に自信がある相談所が多い
  • 料金がリーズナブルな相談所が多い
成婚カウンセラー

会員数、会員の質、紹介システム、カウンセラー、成婚率でランクインしています。

2位:IBJパートナーズ

IBJメンバーズ
総合評価
( 4 )
メリット
  • 会員数8万人以上のネットワーク
  • 会員の質が良い(成婚意欲が高い)
  • 紹介システムが優れている
  • 成婚率役50%
デメリット
  • 料金が高い
成婚カウンセラー

IBJ直営店としてマニュアル化された一定水準のサービスを受けられます。

3位:ツヴァイ

ZWEI(ツヴァイ)
総合評価
( 3 )
メリット
  • IBJグループ系列店としての信頼感
デメリット
  • 仲人型結婚相談所としての実績が少ない
成婚カウンセラー

ZWEI(ツヴァイ)は結婚情報サービスとしては評価が低いですが、IBJグループに入ったことにより仲人型結婚相談所としての信頼感が高まっています。

会員様ファーストの徹底
ハッピーコネクトは「会員様ファースト」を理念とし、分析とサポートで結果を出す結婚相談所です。いつでも相談できる環境作りを心掛けております。婚活時はお悩みがつきものですが、そんなときに会員様と一緒に考え、共に目標を達成するための一番の味方となるのがハッピーコネクトです。ぜひ一度、無料相談にお越しくださいませ。お待ちしております。
結婚相談所ハッピーコネクト 代表 
石井広望

20代30代40代に選ばれる横浜の結婚相談所ハッピーコネクト、ロゴ、代表カウンセラー、電話番号、電話受付時間
「今すぐ無料カウンセリングを予約する」方はこちらをクリック
20代30代40代に選ばれる横浜の結婚相談所ハッピーコネクト、ロゴ、代表カウンセラー、電話番号、電話受付時間

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この記事を書いた人

ぞくぞくと成婚のご縁が生れる結婚相談所「Happy Connect」代表。
上級カウンセラー、心理学検定特1級保持。
ネットに溢れる薄い婚活情報の中で、婚活経験者目線から、真剣に婚活している皆さんがより成婚に近づける方法(情報)を発信中。

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