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【ノンフィクション】結婚したい彼女の場合 ~コロナ禍の婚活漂流記~  ミナミさんの改善ポイント

毎週日曜日午後14時からフジテレビで放送されている「ノンフィクション」に婚活が取り上げられました!

今回の主役は婚活女子ミナミさん(30歳)、前編、後編の2時間にわけて、彼女の婚活がクローズアップされました。

この回は大反響だったようで、放送終了後も、ネットニュースや掲示板で取り上げられています。

なにせ、ミナミさん、キャラクターが濃いんですよね。

一見すると、30代のどこにでもいそうな普通女子なのですが、婚活の合間に垣間見える彼女の考え方、モノの見方、価値観、男性への評価が、も~濃い!濃い!というか、イタイ!

今回は、ミナミさんの成婚を願って、ハッピーコネクト代表カウンセラーからアドバイスを送ります。

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結婚したい彼女の場合 ~コロナ禍の婚活漂流記~ 前編
結婚したい彼女の場合 ~コロナ禍の婚活漂流記~ 後編

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まず、よっぽどのことがない限り、専業主婦希望での婚活は勧めない

結婚相談所で活動する女性には、いろいろな事情を抱えた人がいます。しかし、よっぽどのことがない限り、専業主婦希望での婚活はお勧めしません。

今の時代、男性は、専業主婦希望の女性を敬遠します。

専業主婦希望の女性と結婚したいという男性はとても少ないのです。

なぜ、男性は専業主婦希望女性を敬遠するのか

働くのが嫌な気持ちが透けてみえる女性が多い

伝えずづらいことですが、男性からは、専業主婦希望の女性は「働くのが嫌い」なことが透けて見えることがあります。

例えば、仕事もできて家庭のことも卒なくこなせる女性が、真剣に「あなたのために家庭を守りたいから専業主婦になりたい」と言ったら、喜ぶ男性は多いでしょう。

しかし現実は、専業主婦希望の女性は、家事手伝いや低収入のお仕事をしている女性に多いのです。あなたが仕事が嫌いで低収入に甘んじていることは男性に見透かされているかもしれません。

なお、プロフィールに「自分の両親が共働きで寂しい思いをした」「子育てや家庭を守ることを優先したい」ともっともらしい理由を書かれている方がいますが、皆さんけっこう同じ理由を並べています。これって相談所が用意する「専業主婦希望女性用テンプレート」でもあるんですよ。

今回のノンフィクションのミナミさんは、そんな専業主婦希望の典型的なタイプと言えます。

男性一人の収入では生活が厳しくなる

今の日本で、男性だけの収入で家計を支えるのはとても厳しいです。

具体的な数字で想像してください。30代で年収600万円ある男性でも、奥さんが専業主婦で年収0円だと世帯収入は600万円です。

一方で、30代で年収350万円の男性でも、奥さんの年収が300万円あると、世帯収入は650万円になります。

30代で年収600万円の収入がある男性は、婚活では20代女性に人気です。そんな男性が、専業主婦希望の女性と結婚した場合、自分は年収600万円もあるのに、350万円の年収の男性の家計よりも節約した生活を送らなければならない・・・。

ほとんどの男性はこんな状況になるのは避けたいと思っています。

唯一マッチング可能性があるのはかなり年上の男性

「高年収であれば、だれでもいい」くらい条件を譲ることができれば、お相手を見つけられる可能性はあります。ノンフィクションのミナミさんは、どうやらこの戦略をとっているようです。長谷川さんは、40代とありますが、おそらく、40代半ば以上だと思います。

ただし、通常の40代男性も、きっちり仕事をしてきた人の場合、実家暮らしで趣味に生きている女性を希望しません。

はじめに仕事についてカウンセリングをすべき

ミナミさん、画面に映ったいくつかの情報からプロファイリングするに、宝塚ファンである可能性が高いです。

机に宝塚の写真が飾ってあり、自分で作ってきた結婚後の家計簿に宝塚の費用がはいっている。趣味は絵を描くこと。

彼女は結婚して専業主婦になったら、嫌いな仕事から解放されて、宝塚を趣味に絵を描いて生活したいのです。

でも、それって、彼女にとってベストな選択肢でしょうか。

彼女が初めにすべきなのは、仕事との付き合いかたを一から考えなおすこと。

現在、月収は手取り13万円のようですが、30歳の彼女なら、都内で転職をすれば収入をUPさせることは可能です。

何よりも、今の仕事を辞めたい現状を改善すべきです。なんなら、大胆に、収入度外視で、好きなことを仕事にしてみたらどうでしょう。

少ない収入でも、好きな仕事をして輝いている女性は魅力的です。

男性と違って女性は十分にそれが可能なんです。

いかに成婚力を高めるか

彼女が結婚するには、「成婚力」を高めることが大切です。成婚力は、自分磨き(相手から選ばれる力)と相手を受け入れる力のことです。

彼女の場合、人並みに経験してこなかったことを経験し、身に着けてこなかったスキルを身に着けることから始める必要があります。

日常生活、仕事、趣味、恋愛によって人間は大きく成長します。

実家暮らしのミナミさんは、日常生活において、とにかく経験値が不足しています。30歳女性が自分の食事も満足に作れないようでは、結婚は厳しいと考えてください

彼女の人間力を高めるのは、自立をして他人に与える経験を積むことです。例えば、料理は、毎日家族の分も作ってみましょう。2週間それをしてみると、買い物の経験値、作り置きの経験値、手際の経験値が全てアップし、男性に話す内容、男性を見る視点も変わってくるでしょう。2週間の短期間で構わないので、仕事と両立して、今までにないしんどい体験をしてみましょう。

また仕事には目標を決めて取り組むことです。同僚や上司との人間関係、仕事の成果に関すること、なんでも構いません。成果では、セグメントを分けて、どんなニッチなジャンルでもいいのでNo.1を目指してみましょう。

「結婚」よりも「恋愛」を勧める

介護士の町田さんに恋愛感情を感じたミナミさん、彼女に必要なのは、まずは「恋愛」です。

通常、専業主婦希望で、年収重視で婚活している女性は、収入に自信がない介護士の男性とお見合いすることはありません。彼女の心もどこかで恋愛を欲しているのです。

恋愛体験の少ない女性は、結婚を条件で考えてしまいがちです。体験がないから結婚をイメージできないのです。しかし、そもそも人間力からしてない女性が、資産家と結婚できたところで、お相手と二人で幸せな家庭を気づいていけるでしょうか。

ミナミさんには、人並みの恋愛体験を積むことを勧めます。結婚相談所で恋愛をして人間力を磨いてください。

たぶん、成婚までに1年以上はかかります。それでも、歳の離れた資産家の男性と、仕事をしない老後のような結婚生活を送るより、生きている実感に満ちた人生を送れるでしょう。

他社相談所の同年代男性とのお見合いをすべし

ミナミさんが所属している相談所は、彼女に、自社の歳の離れた資産家男性会員を紹介しているようです。

しかし、これはあまりお勧めできません。

「働くのが嫌➡歳の離れた資産家の男性と結婚」の活動方針は入会当初のミナミさんの希望結婚相談所の都合がマッチした結果、描かれたものだと思います。

歳の離れた資産家の男性との結婚は、結婚相談所に入会する方が一度は頭に描く未来図ですが、みんなどこかでそこから現実の自分の人生に立ち戻ります。

結婚の本質は、一緒にいて楽しい相手と支えあって生活していくことです。そこに結婚生活の幸せがあります。

画面越しに感じられる彼女の行動は、条件と恋心の間で揺れ動いています。

ミナミさんの母親がいうように、同年代の同じ環境で育ってきたお相手こそ彼女にふさわしい人なのではないでしょうか。

ミナミさんのような30歳女性なら、4・5歳上の同世代男性といっぱいお見合いを組むことが可能です。同じ相談所の資産家の年上男性会員なんて変な縛りからは逃げた方がよいでしょう。

ミナミさん、婚活(人生)の方向を間違えず、他社の会員と自分を成長させる出会いを楽しんでください。

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